平成26年10月15日(水) 
精神障がい者も病院ではなく地域で暮らしたい
信州ネットワークの請願が県本会議で採択される!!

(請願書・国に対する意見書・採択通知は下記に添付します)

*県議会で採択された経緯

*陳情・請願と国へ意見書の提出可決

 平成26年9月24日(水)、長野県健康福祉部長様に皆さまからの署名を手渡し、陳情して参りま いりました。
  その後、何回か県庁を訪れ、私たちの請願の内容を説明しながら県議会全会派を回り、全会派の紹介 議員さんから署名を頂きました。
  10月9日(木)に、県議会から国(総理大臣・厚生労働大臣宛)に意見書の提出が可決されました。

*口頭陳情

  その後、10月14日(火)に、県民文化健康福祉委員会にて口頭陳情を行いました。
  口頭陳情を行ったのは、上記ネットワークの呼びかけ人より2人です。
 

*口頭陳情内容

  長野県では全国に先駆け地域移行を進めてきました。それに反して、精神科病棟をグループホームなどの居住系施設に転用することは地域移行に反することと考えます。

  県として精神障がい者の地域移行を推進する為に、国が既に平成23年度から試行を開始した精神障害者アウトリーチ推進事業(平成26年度より精神障害者地域生活支援広域調整等事業)等を取り入れ、精神障がい者が地域で暮らせる総合的施策を進めて欲しい。
 
 
*請願採択
  委員会での全員一致による採択を経て、10月15日(水)本会議に於いて、全会一致により請願が 採択されました。

*感想とこれからへの思い

  委員会の最後に採択され、傍聴していた仲間たちは、病院ではなく精神障がい者の地域移行を推進することを県議会で採択という決議に感動すると共に、長年の思いが叶ったと涙しました。本来なら、誰でも症状が無くなったら地域で暮らしたいと思っています。

 でもそれがたやすく叶わない現実も理解しています。
  精神科病院から退院して家族だけで支えることは、本人にとっても、家族にとっても厳しい現実もあります。その解決策が精神科病院だけにならない為にも、これからは地域で医療、福祉、地域の方々、行政、当事者支援員(ピアサポーター)と多職種でチームを組み、当事者、家族を支えていかれるようにと願っています。
  当事者会として、それらに少しでも関われたらと考えています。

 これで全てが解決するのではなく、新たな始まりであり、一歩ですが、私たち当事者の願いとそれを支えようとお力添えを下さったご家族、多くの皆さま、県議会の皆さま、皆の力が採択まで導いてくださったと感謝しております。
 これからも精神障がいがあっても、地域で暮らせるための活動を皆さんと連携して行っていきたいと思います。




① 請願の内容  添付(写し)

                        詳細はこちら ⇒ PDFファイル

② 意見書の内容  添付(写し)

                        詳細はこちら ⇒ PDFファイル

③ 採択書の内容  添付(写し)

                        詳細はこちら ⇒ PDFファイル
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